職務経歴書って何を書けばいいの?

【職務経歴書の目的】

 

 初めて転職をするとき、一番に困るのはおそらくこの職務経歴書の存在です。履歴書は元々あるひな形通りに書けばいいだけなので、書き方に困るという人は少ないでしょう。それに初めて仕事をした時にも書いたことがある物なので、その時を思い出しながら書けばいいだけです。

 

 ですが職務経歴書は書き方どころか、転職時に初めてそういう書類が存在するという事を知ったという人も少なくありません。それ故に誰からも書き方を教わってないので、書き方に困ってあたふたするということもあるでしょう。

 

 職務経歴書に何を書けばいいかという事を考えるには、まず職務経歴書の目的を考えてみると良いでしょう。職務経歴書には、その名の通り今までの仕事の経歴を書きます。使い方は会社それぞれなのですが、書類選考の為に使ったり、面接の時に前職の内容について全てを話すという事は難しいので、職務経歴書で面接の時に聞くことができなかった、前職で働いていた時の事を確認したりします。

 

 いずれにしても面接官が知りたいことは、どんなスキルやどんな経験があるのかという事です。なので、その部分を強くアピールする必要があるでしょう。

 

【職務経歴書に挙げるべき項目と、記載すべき内容のポイント】

 

 職務経歴書には、絶対これを記載しなければいけないという項目はありません。しかし前述したように職務経歴書はその書類の目的に沿った形で作る必要があります、一例ではありますが次のような項目をあげると良いでしょう。例として、高齢者施設で働いていた方が不動業に転職する場合で記載します。

 

1、会社名
以前勤めていた会社名を記載します
→例
医療法人あいうえお

 

2、在籍期間
いつ入職して、いつ退職したかを記載します
→例
平成15年4月〜平成25年11月

 

3、所属歴
昇進、部署移動などで所属や役職が変わった履歴を記載します
→例
平成15年4月 ユニットケア部門に一般介護職として配属
平成17年4月 デイサービス部門に移動
平成20年4月 主任に昇格

 

4、職務内容
仕事内容を箇条書きで記載します、新しい会社でも使えそうな職務内容は少し細かく記載すると良いでしょう。
→例
利用者様の動作訓練
利用者様の生活補助
利用者様の送迎
利用者様のご家族に対する相談業務
スタッフの勤怠管理
スタッフの技術・知識教育

 

5、実績
以前働いていた会社で上げた実績を記載します。些細な事でも構いません。
→例
普段から家族との付き合いも大事にしていたので、多くの利用者様の家族より感謝のお手紙を頂いた。また、多くの利用者様のご紹介を頂けたりして施設の評判アップにもつながった。

 

6、アピールポイント
その会社で何を学んだか、そして学んだことが就職希望先の会社でどのように活かせるかを記載します
→例
施設では利用者様だけではなく、家族の方のケアも考え職務にあたりました。家族でも簡単にできるケアの方法や、介護に適した家の設備などのアドバイスを行う中で次第に介護に適した住宅という物に対して強い興味を持つようになります。車いすのまま生活しやすい家の間取りや設備などを調べるうちに、次第にこのような家のアドバイスに関わる仕事がしたいと考えるようになりました。もちろん福祉専門の家も、基本は健常者向けの家がモチーフですので、そちらの事も色々と調べさせていただいております。高齢化社会のさなか、これからは福祉住宅が需要を増してくると考えており、その事に関しては介護の現場の知識を活かしてお客様に様々なアドバイスができると思います。

 

 

 これはあくまでも一例ではありますが、極力以前の仕事と、新しく始めたいと思っている仕事を関連付けて書くようにすると良いでしょう。採用担当者も知りたいことは、以前の経験を今回の仕事でどのように活かせるかという事なのです。

 

 ちゃんと関連付けられていない内容の職務経歴書はあまり意味がありませんし「いろんなところに使いまわしてるんじゃないの?」と、口にはしないまでも思われても仕方がありません。

 

 いくつも面接を受ける場合は、若干面倒ではありますが、面接先ごとにアピールポイントだけでも若干修正して作り直すと、面接先の採用担当者もあなたが持つスキルや経験を評価しやすくなる事でしょう。

 

 最初は書くことが大変かもしれませんが、このような書類を分かりやすく作成する能力を職務経歴書でアピールすることもできますので、一度作ったら自分で面接官の気持ちになって読み返してみましょう。